組合の歴史
廃棄物関連法令等と滋環協及び関連団体の歩み
1900 明治33年
汚物掃除法制定
- 目的は伝染病予防で、し尿処理は市町村の義務ではなかった(有価物のため)
1914 大正3年
浄化槽が初めて設置された(東京都原宿)
1930 昭和5年
汚物掃除法改正
- し尿収集運搬は市町村の義務となる
1954 昭和29年
清掃法制定
- し尿処理は市町村の固有の事務と明記された
下水道法制定
1961 昭和36年
日本清掃協会設立
- 東京清掃協会を中心として設立
厚生省環境衛生局長通知
『し尿浄化槽内の汚泥取扱について』
-
し尿浄化槽の汚物は市町村の収集義務を有する汚物とする
- し処理場への搬入が可能
- し市町村長の許可が必要
1963 昭和38年
全国清掃協議会設立(全国環整連の前身)
- 清掃事業直営化法案に反対して
1964 昭和39年
全国清掃協議会が『清掃事業直営化阻止闘争宣言』
- 直営化の改正法案粉砕決起大会
- 東京に300台のバキュームカー集結
1965 昭和40年
滋賀県清掃事業協同組合を結成
1970 昭和45年
全日本清掃協会設立
- 全国清掃協議会と日本清掃協会が一本化
廃棄物の処理及び清掃に関する法律制定
- 略称『廃棄物処理法』又は『廃掃法』
- 一般廃棄物と産業廃棄物の区分
- 市町村に処理計画策定の義務
1971 昭和46年
全日本清掃協会 を 全日本清掃協議会 に改名
1972 昭和47年
滋賀県知事設立認可・設立登記完了
全国環境整備事業協同組合連合会 設立発起人会
(発起人:滋賀・東京・埼玉・鳥取・岡山・佐賀の6都県)
- 全日本清掃協議会の連合会(県単位に協同組合設置)、法人化
1973 昭和48年
全国環境整備事業協同組合連合会 設立
滋賀県清掃事業協同組合から滋賀県環境整備事業協同組合に改名
1975 昭和50年
下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法制定
- 略称 『合特法』
1976 昭和51年
滋賀県浄化槽協会 設立
- 現在の公益社団法人滋賀県生活環境事業協会
1979 昭和54年
札幌高裁判決(随意契約の適法性)
- 公法上の契約であり地方自治法234条は適用されない
- 廃棄物処理法は経済性より適正処理を重視
- 随契・入札は市の裁量
1980 昭和55年
補償対策委員会設置 合特及び県内料金交渉
- 後に料金対策委員会も設置
1981 昭和56年
滋賀県に対して合特法に関する陳情・行政交渉開始
1982 昭和57年
各市町に対して合特法に関する陳情・行政交渉開始
琵琶湖総合開発計画変更に係る公聴会
公述 : 鈴木稔彦氏 中村芳雄氏
1983 昭和58年
浄化槽法一部施行( 昭和60年10月全面施行 )
1984 昭和59年
滋賀県下水道保全事業協同組合設立
- 下水道関連事業を行うことを目的とする
1985 昭和60年
滋賀県浄化槽保守点検業者の登録に関する条例施行
-
条例第4条、施行規則第3条「業務に関する提携証明書」
点検業者⇔清掃業者
1988 昭和63年
滋賀県環境整備事業協同組合内に計量証明事業所開設
- 計量証明書発行事業開始
1989 平成元年
岐阜県環境整備事業協同組合
- 全面ストライキ
- バキューム車273台を阿児市役所、岐阜県庁へ動員
- 総決起集会に1,500名集結
1993 平成5年
和歌市 『し尿戦争』
- 和歌山市の浄化槽業務の区域割廃止に対し抗議、汲み取りストライキ
- 総決起集会に1,200名集結
厚生省環境整備課長通知(4.6通知)
『下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法に基づく合理化事業計画について』
京都府亀岡市 新規許可闘争
- 全国環整連 東海・近畿地区協議会支援
1994 平成6年
和歌山県新宮市 新規許可闘争
- 全国環整連 東海・近畿地区協議会支援
- 500名動員
平成6年度~7年度の間に各市町村に合理化検討委員会が設置される
-
料金対策委員会・補償対策委員
- 料金問題・合特問題についてこの頃から活発に行政交渉
県内の小・中・高学生対象に「投げたらアカンコンクール」開催(8年間継続)
- 表彰式は、滋賀県主催『ごみ減量化と環境美化に関する標語・ポスター』と合同で行われる
1995 平成7年
阪神・淡路大震災 無償救援活動参加
1997 平成9年
和歌山県粉河町 新規許可闘争
- 全国環整連 東海・近畿地区協議会支援
- 360名動員
県内初の合理化協定 大津市
兵庫県川西市 補償業務獲得闘争
- 全国環整連 東海・近畿地区協議会全面支援
滋賀県流域下水道 高島浄化センター維持管理受託
現在に至る
別組織 : 滋賀県下水道保全事業協同組合にて
1998 平成10年
一般廃棄物の規制緩和白紙撤回を求め憲政記念会館で廃棄物適正処理推進大会
- 全国環整連・全国清掃連合会共催 (1,000名集結)
1999 平成11年
『滋賀県下水道化対策合理化協定推進並びに単独浄化槽全廃達成記念大会』 開催
滋賀県 2部長通知
『下水道整備等に伴う合理化基本方針について』
滋賀県 課長通知
『合理化事業計画の策定指針について』
2000 平成12年
浄化槽法改正 単独浄化槽新設禁止
広島県福山市 合理化闘争
- 全国環整連 東海・近畿地区協議会 (600名動員)
2002 平成14年
環境教育ビデオ作成 県内全小学校へ配布
2004 平成16年
最高裁判決松任市(新規不許可)
- 一般廃棄物処理計画が作成されている場合、継続的安定的に実施するために既存の業者のみに行わせるのが相当
滋賀県と『無償団体救援協定』締結
- 滋賀県内初の廃棄物に関する災害協定
全国環整連 第30回全国大会in滋賀 開催
2005 平成17年
組合用 業務適正マニュアル『し尿・浄化槽篇』作成
組合用 業務適正マニュアル『ゴミ編』 作成
2006 平成18年
廃棄物適正処理推進大会 開催
『災害時における一般廃棄物処理計画の策定に向けて』
2008 平成20年
環境省廃棄物対策課長 通知(6.19通知)
『廃棄物処理法第6条第2項の規定に基づく
「ごみ処理基本計画の策定に当たっての指針」について』
- 1.環境保全保全の重要性
-
2.市町村の処理責任
(委託 ⇒ 経済性より確実な履行) - 3.処理計画の策定と運用
生活排水適正処理推進大会 開催
『下水道経営の健全化・生活排水処理と財政』
2009 平成21年
廃棄物適正処理推進大会 開催
『本来のごみ処理行政と生活排水処理の今後』
2010 平成22年
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課長・産業廃棄物課長 通知
『使用済物品の適正な処理の確保について』
2011 平成23年
東日本大震災 無償救援活動参加
生活排水適正処理推進大会 開催
『災害時の生活排水処理システムの構築』
2012 平成24年
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部
企画課長・廃棄物対策課長・産業廃棄物課長 通知
『使用済家電製品の廃棄物該当性の判断について』
2013 平成25年
使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律施行
- 略称 『小型家電リサイクル法』
台風18号 滋賀県内各地でも甚大な被害が発生
- 記録的大雨等により、全国初の大雨特別警報
- 組合員企業が各市町ごとに連携をして対応
廃棄物適正処理推進大会 開催
『廃棄物の適正な処理に向けて』
2014 平成26年
最高裁判決小浜市(新規許可判決)
- 訴訟における原告適格を有する
- 廃棄物処理法 ⇒ 市町村責任
- 処理計画と適正な運用・経済性より適正処理
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部 産業廃棄物課長 通知
『建築物の解体時等における残置物の取扱いについて』
滋賀県環境整備事業協同組合 小型家電リサイクル事業開始
滋環協小型家電リサイクル キャラクター
滋賀県環境整備事業協同組合 組合BCP策定
環境省廃棄物・リサイクル部長 通知(10.8通知)
『一般廃棄物の処理計画を踏まえた廃棄物の処理及び清掃 に関する法律の適正な運用の徹底について』
- 最高裁判決(小浜市新規許可)を受けた通知
全国環整連 第40回全国大会 in滋賀 開催
2015 平成27年
滋賀県環境整備事業協同組合 各組合員企業のBCP策定開始
- 以降、順次策定完了
2016 平成28年
廃棄物適正処理推進大会開催
『廃棄物の適正処理と災害時における官民連携』
2018 平成30年
環境省環境再生・資源循環局
廃棄物適正処理推進課長・廃棄物規制課長 通知
『建築物の解体時等における残置物の取扱いについて』
大会 『有事における一般廃棄物処理』 開催
『平成30年度 滋賀県災害廃棄物処理図上訓練』参加
滋賀県・滋賀県内各市町・関係団体 等
- 以降、毎年度参加
2021 令和3年
滋賀県と『災害および感染症発生時における一般廃棄物の収集運搬等の支援に関する協定』を締結
- 以降、災害時に加えて感染症発生時も含めた協定の締結に向けて、滋賀県内各市町と協議をはじめる
2023 令和5年
創立50周年記念大会
~『不易流行』 歴史と未来 ~ 開催